風来里寺子屋(仮)構想
今年の春、Jさんが我が牧場を訪ねてきてくれた。
Jさんとは、10年ほど前から時々何かのイベント(我々主催のものも含む)で会話する機会があったが、頻度的には1~2年に1度くらいで、忘れた頃に時々顔を合わせる程度の間柄だった。
Jさんは、非常に多才な方だ。詳細な経歴やスキルなどを今ご紹介できないのが残念だが、とにかくお人柄も素晴らしい。
そんなJさんでも、振り返ってみれば子育てに関する心残りがあるというのだから驚きだ。
子育てや教育に関する悩みなど、ひとしきり会話に花が咲き、まずはJさんのお嬢さん(Aちゃん)が長男の家庭教師を引き受けてくださることになった。
Aちゃんは、おっとりした美人さんで、当然威圧感もなく、すぐに長男もリラックスして打ち解ける事ができた。が、なにぶん大学生になりたてで、ずっと続けている習い事もあり、超ご多忙。彼女が来てくれた日はとても勉強がはかどるものの、1~2週に1回のペースではなんとも心もとない(私がもっとちゃんと見てやれればよいのだが)。それに彼女だって人生「これから」の人なので、その時間を削るのはご無体な話と言えよう。
そんな日々が数ヶ月続き、季節は夏。Aちゃんは相変わらずご多忙。ならば思い切ってJさんご自身にお願いできないかしら?また、私の数少ないママ友の1人からも、我が家と同様の悩みをたまたま打ち明けられたばかりだった。いわゆる『学外での個別(少人数)療育』のニーズって、実は高いのじゃないか?と思い立った瞬間でもある。
思い切ってご相談したところ、夏休み期間中なら都合を付けやすいと快諾してくださった(感激)。
Jさんの理念は、「楽しく、飽きさせず、自分から」(←多分)
子供の集中できる時間はせいぜい20分。だから、1セクション20分単位で飽きてくる寸前に別のプログラムへテンポ良く移行。これで殆ど休憩時間なしのぶっ続け3時間、子供たちは飲み食いを忘れて「学びが隠された遊び」に没頭する。
とある1日のグループレッスンの流れをご紹介すると・・・
・英語(フォニックス)
・カルタ遊び(ことわざ、英単語)
・音楽(縦笛、ピアニカ)
・ペン習字
・音読書き取り
などなど。↓因みに、音楽の時間の様子
↓また、良く見かけるアルファベットのパズルも、Jさんの手にかかるとこの通り。
子供たちが各々、アルファベットの文字ピースを選んでテーブルを回り込んでくる時間が「どこに当てはめようか」考える猶予。テンポ良く当てはめてないと、渋滞が・・・。
「今度はあれをやろう。これをやろう」
Jさんの試みは、回を追うごとに進化していく。