小学3年生にモーニングノートを薦めてみた。

今週のお題「書くこと」

 最近、仲良くさせてもらっている友人から『モーニングノート』なるものを教えてもらった。彼女はアーティストであると同時に、実業家だと、私は思っている。
モーニングノートに関しては、検索すればどういったものか詳しく知る事ができる。すなわち、毎朝、手書きで、心に浮かんだことを思いつくままに真っ白なノートに3ページ書き連ねる。慣れてくると所要時間15分程とのこと。これを続けると、自分の思考が整理され、やりたい事が具体化されたり気分がスッキリするといった効果が出てくるらしい。

 自慢じゃないが、私は『超・完璧主義者』なので、この1週間で3ページ完了したのはたった1回しかない。でも、たとえ1ページ半づつでも、続けることで少しずつ日常のもやもやが整理され、無駄な動きが少なくなってくる(優先順位が見えてくる)ような手ごたえを感じる。

 ところで、小学3年の長男は私に似て非常にユルイ。お世辞にも俊敏とか、打てば響く、といった表現は当てはまらない。似ているが故に、私も彼の頭の中で繰り広げられている混乱を察する事が、ままある。ここで、ふと素朴な疑問。

 『小学生にはモーニングノートの効果が期待できるのだろうか?』

 ・・・ということで、思い立った翌朝、早速長男を15分早めに起こした。眠い目をこすりつつ、のっそりトイレから出てきた長男に一冊の自由帳を与える。そして、思い浮かんだこと、書きたいことをひたすら書いてみようと提案する。

 鉛筆を握り締めたまま、暫し固まる長男。私は傍らでひたすらノートを綴りながら、「何でもいいんだよ。例えば、今日はいい天気。とか、運動会でどうしたい、とか。ねむい。とか」

 カリカリ カリカリ・・・(←鉛筆の音)

・・・(静寂)再びスランプの模様。

「昨日の夜、パパに怒られたっけね。どう思った?」

夫は仕事柄早起きして力仕事するため、早寝しないと体力が持たない。寝入りばなに話しかけたりすると不条理に怒られたりする。が、睡魔に誘われる最中に、そこに割って入ってくる者に対して理性的な対応を望むのは無理なのだ。とはいえ、やはり怒られた方はモヤモヤした気分を抱えたまま床に就くことになる。それでなくても、夫は次男に甘く、長男には厳しい傾向がある。

ここで、長男は書くことに目覚めた(ように見えた)。一心に心の内を吐き出そうとするかのように。が、惜しいかな、その日は平日のためタイムオーバー。明日は早起きを誓って、ノートを秘密の場所へ隠す。

直後の登校前の準備は心なしかスムーズ(本人・比)。
その夜、早起きするために長男自ら目覚まし時計をセットし就寝。

翌朝、午前4時にたたき起こされたのは、キミではなくパパとママだったよ。

本人は結局6時半に起こされるまで熟睡。
「・・・(長男)くん、いきなりそんなに早起きは無理だから、30分ずつ早めて体を慣らして行こうね」

それでも性懲りもなく5時にセットされた目覚ましを、長男就寝後密かに回収。
そして、翌朝5:59。

「ママー。6時に起きたー。」

目覚まし時計なしで!?奇跡だ!!

 奇跡的に一瞬目を覚まし、すぐに健やかな寝息をたてる長男。
もはや無理やり起こすのは無粋にすら感じられる。

(結論)
・小学生にもモーニングノートはある一定の効果が示唆されるが、さらに持続的な追跡調査が必要(但し非常に実施が困難)。
・継続することは大切である。

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                                   ・・・以上